2014年11月1日
電子書籍 550円(Amazon Kindle Unlimited:読み放題対象)
【内容紹介より】
本作品は2006年1月に秀和システムより出版された『エリヤフ・ゴールドラットの制約理論がわかる本』を一部修正し、電子書籍版として出版したものです。
制約理論(TOC)とは、制約条件(ボトルネック)を見付け出し、それを改善することにより、全体のパフォーマンスを向上させるというビジネス理論の1つです。
これは、ゴールドラットが『ザ・ゴール』というビジネス小説で提唱したものですが、TOCを体系立てて理解するには、少々わかりづらいかもしれません。
そこで本書ではこのことを踏まえてTOCのエッセンスをコンパクトにまとめて解説しました。
【目次】
第1章 TOC──制約理論の全体像
1-1 TOC──制約理論とは何か
1-2 TOCの全貌を知るためのキーチャート
1-3 キー概念としての「集中の5段階」
1-4 TOCのための思考プロセス
1-5 制約条件管理の具体的手法
1-6 TOCの評価尺度
column1 サイコロとマッチ棒のゲーム
第2章 TOCのキー概念「集中の5段階」
2-1 鎖のアナロジー
2-2 ハイキングのアナロジー
2-3 部分最適化と全体最適化
2-4 ステップ① 制約条件を見付ける
2-5 制約条件の3つのタイプ
2-6 ステップ② 制約条件を徹底活用する
2-7 ステップ③ 制約条件に従属させる
2-8 ステップ④ 制約条件の能力を高める
2-9 ステップ⑤ 惰性を避けて最初のステップに戻る
column2 ジャスト・イン・タイムとTOC
第3章 制約条件管理の具体的手法
3-1 統計的変動と依存的事象の組み合わせ
3-2 ドラム・バッファー・ロープとは何か
3-3 DBRで制約条件を徹底活用する
3-4 DBRを生産プロセスに活用する
3-5 ロープを設定する
3-6 プロジェクト管理に見る制約条件
3-7 クリティカル・チェーンとは何か
3-8 V-A-T分析
3-9 V構造ラインの特徴と管理
3-10 A構造ラインの特徴と管理
3-11 T構造ラインの特徴と管理
column3 PERTによるスケジュール管理
第4章 TOCの思考プロセス
4-1 何を、何に、どうやって
4-2 思考プロセスの全体像
4-3 現状問題構造ツリー
4-4 If―Thenロジック
4-5 現状問題構造ツリーの読み方
4-6 現状問題構造ツリーの作り方
4-7 蒸発する雲──対立解消図
4-8 未来問題構造ツリー
4-9 ネガティブ・ブランチ
4-1 0前提条件ツリーと移行ツリー
column4 蒸発する雲を描く2つの手法
第5章 TOCの評価尺度
5-1 会社のゴールと評価尺度
5-2 スループット、在庫、業務費用
5-3 スループット会計の目指すもの
5-4 スループット・ダラー
5-5 ダラー・デイズとスループット・ダラー・デイズ
5-6 コスト・ワールドとスループワールド
column5 Win-Winの関係
第6章 TOC演習──最大限の収益を上げるには
6-1 ロボット工場の最大利益は?
6-2 まずは制約条件に注目せよ
6-3 製品ミックスで収益の最大化を図る
6-4 集中の5段階で継続的改善を
column6 Excelで最適化計算を実行