ドラッカーが考えたこと 第3話 断絶の時代とは何か 

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2014年5月16日

電子書籍 250円(Amazonへ)

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【内容紹介より

 本書は、2006年に秀和システムから出版した『ドラッカーが描く未来社会』を底本に、第1話から第6話に再編集したその第3話です。 

 全6話を1冊にした『ドラッカーが考えたこと──その生涯と著作』も電子書籍として提供しております。手っ取り早く全編読みたいという方には、こちらの書籍を読まれることをお勧めいたします。 



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 ドラッカーが1969年に出版して世界的なベストセラーになった著作に『断絶の時代』があります。今さら言うまでもありませんが、我々の住む社会は時の経過とともに変化します。 

 しかしながら、時代によってはある時期の社会と別の時期の社会とでは、その在り方が根底から異なっている場合があります。たとえば、江戸時代の社会と明治時代の社会、あるいは第二次世界大戦前後の社会です。このように質的に異なる社会はそれぞれが「断絶」していると言えるでしょう。 

 この社会の断絶はある日突如として生じるものではありません。10年や20年、ときには100年や200年かかることもあります。ドラッカーは断絶した社会が作り上げられるこの過渡期のことを断絶の時代と呼びました。 

 日本は第二次世界大戦後に、世界も驚く経済成長を遂げました。しかし右肩上がりの経済発展にも終止符が打たれ、現在は経済の停滞が20年、やがては30年続くのではないかという状況です。してみれば、現在の我々も断絶の時代に生きていると言えそうです。 

 では、断絶の時代をいかに生きるべきか──。そのヒントを見出そうとするのが本書に違いありません。 


【目次】

3-1 メイド・イン・USAの時代 

ドラッカーの学習スタイル 

人間を組織する手段としての大量生産 

『新しい社会と新しい経営』でドラッカーが見た未来 


3-2 技術に知識を応用する 

科学的管理法の生みの親テーラー 

ドラッカーによるテーラー評 


3-3 知識労働者の出現 

進歩から革新へ 

「知識」に注目する 


3-4 断絶の時代への突入 

還暦で書き上げた『断絶の時代』 

新たな断絶の時代に突入する 

四つの新しい現実 


3-5 多元社会の到来 

多元社会とは何か 

政府に対する幻滅 


3-6 多元論から民営化へ 

多元論から再民営化の思想へと発展 

サッチャー首相、民営化の思想を実行する 


3-7 政府が抱える病理 

お役所の事業が機能しない理由 

新たな政府のあり方 


3-8 非営利組織への期待 

政府や企業とは異なる存在 

ボランティア大国アメリカ 

多元組織の中の重要機関 


3-9 多元社会の問題点 

多元社会を構成する組織の振る舞い 

単一目的の利益集団にどう対応するのか 

・ドラッカーが残した宿題 


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