ドラッカーが考えたこと 第4話 少子高齢化社会への挑戦

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2014年5月16日

電子書籍 250円(Amazonへ)

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【内容紹介より

 本書は、2006年に秀和システムから出版した『ドラッカーが描く未来社会』を底本に、第1話から第6話に再編集したその第4話です。 

 全6話を1冊にした『ドラッカーが考えたこと──その生涯と著作』も電子書籍として提供しております。手っ取り早く全編読みたいという方には、こちらの書籍を読まれることをお勧めいたします。 



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 ドラッカーは自分自身を「未来学者」とは定義しませんでした。しかし、社会生態を精緻に観察するドラッカーは、将来の予測をたびたび開陳し、それが次々と現実のものになることがしばしばありました。 

 ドラッカーが将来について考える際、特に重視したのが人口動態です。その国の人口動態を見れば、たとえば20年後にどのような年齢構成になるのか、ほぼ確実に予測できます。 

 ドラッカーはこのような事象を「すでに起こった未来」と称したものです。 

確かに、すでに起こった未来をベースに考えれば、20年という長期的な変化についても予測する手掛かりが得られるでしょう。 

 現在の日本は未曾有の少子高齢化社会に突入しています。ドラッカーはこの少子高齢化社会をいかに捉え、どのように対処すべきだと提唱したのか──。ドラッカーの提言には、現代の日本社会を考える上での重要なヒントが隠されていると思います。 


【目次】

4-1 すでに起こった未来としての人口動態 

・ドラッカーの未来社会論に見る発展的深化 

人口動態はすでに起こった未来 


4-2 人口動態から導き出せるもの 

人口動態から2007年の問題を浮き彫りに 

日本への警告 


4-3 少子高齢化社会にどう対応するのか 

二つのインフレーションの危機 

ドラッカーのインフレに対する恐怖 

少子高齢化社会の危機に対処するために 


4-4 年金基金社会主義の誕生 

年金基金社会主義とは何か 

ドラッカーも予測し得なかったこと 


4-5 大口投資家の功罪 

短期的利益追求の圧力 

短期的収益圧力にいかに対処するのか 


4-6 ソビエト連邦の崩壊 

人口動態からソビエトを観察する 

ソ連に関する次の予測 

今後の25年間における中国の発展を否定 


4-7 世界経済の推移を観察する 

ドラッカーの思想の発展的深化 

時代で変わる世界貿易の形態 

日本に対する予測 


4-8 国境を越えた連合 

新しい国際分業からプロダクション・シェアリングへ 

準先進国の台頭と日本 


4-9 世界経済の3つのベクトル 

国境を越えた連携の次に来るもの 

地域主義が保護主義を生み、相互主義に進展する 

部族主義の台頭 

© Akira Nakano pcatwork.com 1999~2018