財政改革に挑んだサムライ達 3 農業経済から市場経済へ 

samurai03 cover

2014年10月16日

電子書籍 350円


【内容紹介より

 本作品は電子書籍『財政改革に挑んだサムライ達』を分冊して出版したものです。

 本作はその第3作で、幕府財政を潤すための諸策をとった田沼意次,農業支援と殖産興業に取り組んだ上杉鷹山、農業指導や倹約のみならず、五常講と呼ばれる金融システムを立案、実行した二宮金次郎、山片蟠桃の「米札」による「米テク」。

 彼らがどのようにして財政難と闘ったのかを紹介しています。


【目次】

一  市場経済と格闘するサムライたち

武士の踏み倒し

地に落ちる大名の評判

薩摩藩流踏み倒しの秘術

商品経済の進展と田沼意次

軽輩から出世街道を幕臣

「入るを図りて出ずるを制す」的発想

蝦夷開発に乗り出す

全国からくまなく徴税する


二  時代の断絶を見すえた上杉鷹山

内村鑑三『代表的日本人』と鷹山

名家上杉家への養子

倹約令と農業支援

武士を生産者として活用

現代にも受け継がれる名産品

断絶に立ち向かった鷹山

棒杭の商い


三  農民・二宮金次郎の藩政改革

勤勉の象徴・二宮金次郎

報徳仕法、分限と推譲

藩士として改革にあたる

信用組合の源流


四  山片蟠桃から一藩重商主義へ

仙台藩の財政再建に取り組む山片蟠桃

蟠桃の奇策・さし米

蟠桃の「米札」による「米テク」

町人学者としての蟠桃

次々登場する経世家たち

一藩重商主義の進展

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