
2021年6月19日
日本経済新聞出版 3850円(Amazonへ)
アメリカのワシントンDCにフリーア美術館がある。この美術館を創ったのがチャールズ・ラング・フリーアである。彼は40代で仕事を引退すると、美術品を蒐集するため、世界各国を駆け巡る。日本では、浮世絵や琳派のコレクションなどを手に入れる。日本での美術品蒐集においては原富太郎や益田孝らとの交流や、コレクションを手に入れた経緯や金銭的なやりとりなどが、フリーア美術館協力のもと、フリーアの日記や資料を参考に事細かく描かれている。
【目次】
序 章 謎の人物チャールズ・ラング・フリーア
第1章 美に目覚めた実業家
第2章 世界漫遊家が日本を行く
第3章 日本美術のとりこになる
第4章 ビングとフェノロサ
第5章 コレクションの寄贈
第6章 原富太郎との友情
第7章 益田孝との確執
第8章 中近東からエジプト、中国へ
第9章 フリーアの晩年
終 章 死と再生
【お知らせ】
2021年7月18日トークイベントが東京都世田谷区の本屋B&Bで開催されました。
中野明×青い日記帳「日本美術を伝える、人と場所の情熱」
詳しくはこちらをご覧ください。
フリーア美術館の広報誌に著作が紹介されています。
こちらをご覧ください。
【書評】