腕木通信ってご存知ですか?
腕木通信──。聞き慣れない言葉だと思いますが、これは18世紀末から19世紀半ばにかけて普及した情報通信手法のひとつです。
最初に腕木通信が開発されたのは1793年、フランスのこと。開発者はクロード・シャップという人物です。当時は電気の実用化もまだ先ですから(ヴォルタ電池の発明が1800年)、すべて人力によってまかなわれる通信方法でした。
以後、フランスでは、電信ネットワークに取って代わる約60年の間に、総延長5780キロメートルの腕木通信網を整備するに至ります。ここではその全貌を明らかにしています。詳しい内容はこちらからご覧ください。