高校教科書に学ぶ哲学【思考実験編】新着!!
哲学には「思考実験」と呼ぶジャンルがあります。これは、現実にはほぼあり得ない状況を想定し、その中で人はどう判断するのかを考える「思考ゲーム」みたいなものです。ここでは拙著『高校教科書で学ぶ哲学【西洋編】』の中でもふれた思 […]
あの「豊臣秀長」ってどんな人?
2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」の主人公は、豊臣秀吉の実弟にあたる秀長です。これに先立ち今回『豊臣秀長 No2の仕事術』(Gakken)を出版しました。ここでは拙著を基礎に、どちらかというとマイナーな存在である豊 […]
ヴァネヴァー・ブッシュとメメックス Appleマッキントッシュの源流をたどる
「誰もが使えるパーソナルなコンピュータ」の歴史をたどると、興味深い人物とその人物が提唱した装置に行き当たります。 その人物とはアメリカの科学者ヴァネヴァー・ブッシュであり、その装置とはブッシュが提唱したメメックス(Mem […]
マズロー心理学 欲求階層論の誤解と真実
アブラハム・マズローといえば、俗にいう「マズローの5段階欲求」という言葉が即座に頭に思い浮かぶに違いありません。ところがマズローは著作の中で「5段階欲求」という呼称を用いていません。正式には単に「欲求の階層」と呼んでいて […]
チャールズ・ラング・フリーア 俵屋宗達を愛した希代の日本美術コレクター
チャールズ・ラング・フリーア(Charles Lang Freer/1854〜1919)は、アメリカのデトロイトを本拠にした実業家で、日本美術の熱烈な愛好家でした。その日本美術熱は嵩じに嵩じて、やがてワシントンD.C.に […]
渋沢栄一の「論語と算盤」とは何か?
2024年7月3日、日本銀行は新たな紙幣を発行しました。ご存知のように新1万円札の肖像は渋沢栄一です。 渋沢栄一といえば、日本の資本主義の父であり、「論語と算盤」あるいは「道徳経済合一説」を提唱した人物として著名です。 […]
腕木通信ってご存知ですか?
腕木通信──。聞き慣れない言葉だと思いますが、これは18世紀末から19世紀半ばにかけて普及した情報通信手法のひとつです。 最初に腕木通信が開発されたのは1793年、フランスのこと。開発者はクロード・シャップという人物です […]
実業家が愛した美術十選
日本経済新聞の人気連載記事「美の十選」に「実業家が愛した美術十選」を寄稿しました。 実業家が蒐集した数ある美術品の中から「孔雀明王像」(国宝/写真)、「十一面観音像」(国宝)、「源氏物語絵巻」(国宝)など筆者選りすぐりの […]