2016年12月21日 

本作品は2004年9月にNTT出版より出版された『サムライ、ITに遭う』を一部修正し、電子書籍版として出版したものです。
1854年、ペリーの黒船が二度目の日本上陸を果たすその時、ペリー一行は将軍に対して贈答品を持参しました。その目玉だったのが電信機です。本書では、横浜の地で繰り広げられた本邦初の大規模電気通信デモンストレーションを克明に追います。また、図版類が豊富で、入手困難な書籍に掲載されている電信機などの図も多数収めています。

【内容紹介】より

【目次】
プロローグ サムライ、バテレンの妖術に驚愕す
・ペリーの贈り物「電信機」
・電信機の公開実演
・夷日との魔法か、バテレンの妖術か
第1章 佐久間象山、横浜でペリーと相見える
・通信開化、その始まりの始まり
・佐久間象山は電信機を開発したか
第2章 長崎の町医者、本邦初の電信手になる
・蘭学者の電信機研究
・本邦初の電信オペレーター
第3章 メリケン人、横浜に電信柱を立てる
・電信デモの舞台裏を検証する
・本邦初の電信柱
・ギヤマンの壺の謎
第4章 バテレンの妖術、その謎を解明す
・伝記と大地の奇妙な関係
・電気供給源の謎
・メッセージを送信する
第5章 ペリーの電信機、竹橋御蔵で朽ちる
・お蔵入りになったペリーの電信機
・ペリーの電信機の影響
エピローグ 平成の通信、電気を光になす
・古くて新しいデジタル通信
・ラスト・ワンマイルが光になる日

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