2019年7月28日 

本書は『岩崎弥太郎「三菱」の企業論──ニッポン株式会社の原点(2010年3月、朝日新聞出版)を、一部修正して電子書籍『ニッポン株式会社を創ったサムライたち』として出版したものです。 
ニッポン株式会社の原点をひもとくと、そこでは「資本の論理」と「資本の倫理」という相克のドラマが繰り広げられていました。このドラマのなかで活躍した人物として本書では小栗忠順(ただまさ)、坂本龍馬、岩崎弥太郎、渋沢栄一を取り上げ、それぞれが資本主義に対してどのような考えを持ち、行動したのかということを通してニッポン型資本主義の原点を明らかにしました。

【内容紹介】より

【目次】
第1章 ニッポン株式会社の胎動
第2章 株式会社を目指す海援隊
第3章 岩崎弥太郎の下積み時代
第4章 渋沢栄一のフランス修業
第5章 合本主義と道徳経済合一論
第6章 三菱商会と専制独占主義
第7章 海運を巡るチキンゲーム
第8章 資本の論理と資本の倫理