2022年9月15日 

本書はかつてメールマガジンに連載していた記事を大幅に改訂し、再編集したもので、『ストリートで哲学を語ってみた──経済編──』の姉妹書です。 
本書で扱う哲学は、決して小難しいものではありません。「哲学」とは「モノゴトの背景にある考え方」であり、「哲ガクる(哲学する)」とは「モノゴトの背景にある考え方を探求すること」にほかなりません。そして、私たちの身の回りにあるありふれたモノゴトにも、少し注意して観察すると、その背景に意外な哲学が隠されているものです。

【内容紹介】より

【目次】
第1回 自己実現とは「なりたい自分になること」なのか
第2回 デジタル社会はデカルトの落とし子なのか
第3回 どうして「やる気」が起こらないのか
第4回 トム・ソーヤーは「目標」について何を教えてくれるか
第5回 人生の意味を問うのは正しいことなのか
第6回 フェイスブックはハイ・シナジーなビジネスモデルなのか
第7回 そもそもイノベーションの本質とは何なのか
第8回 意図的なイノベーションは可能なのか
第9回 人が「劣等感」をもつのは悪いことなのか
第10回 「拙速」はシリコンバレー精神と関係するのか
第11回 あなたは「フロー体験」を経験したことがあるか
第12回 アイデアはゼロから作り出すものなのか
第13回 本当に「ひらめき」は突然やってくるのか
第14回 人は「無意識」の状態で思考できるのか
第15回 「デジカメ」は破壊的イノベーションのモデルか
第16回 アマゾンの強さの秘密はどこにあるのか
第17回 「努力」よりも「才能」が重要なのか
第18回 「創造」の背景にある隠れたコンセプトとは何か
第19回 グーグルの音声AIはチューリング・テストをクリアしたのか
第20回 コンピュータは本当に思考することができるのか
第21回 「シーシュポスの神話」は本当に神話なのか
第22回 「手帳」は本当に役立つツールなのか
第23回 「リモート時代」に不可欠なものは何か