2013年5月6日 秀和システム 

コンテンツとは、人間の創造的活動により生み出されるもののうち、教養又は娯楽の範囲に属するもので、具体的には映画、音楽、演劇、文芸、写真、漫画、アニメーション、コンピュータゲームなどを指します。これらをとりまとめた国内コンテンツ業界の市場規模は、一二兆四六〇億円(二〇一一年)で、名目GDPと比較するとその約二・六%に相当します。この数値は国際平均の三%を下回っていることから、潜在的な成長余力を残しているといえます。
加えて、韓流ブームに見られるように、コンテンツの力はその国の存在感を高めることにも役立ちます。これをソフト・パワーとも呼びます。こうした事情から、国としても「コンテンツの創造、保護および活用の促進に関する法律(コンテンツ促進法)」などの法律整備や、国を挙げた知的財産立国、コンテンツ産業の促進施策を推進しています。
このように、コンテンツ業界の今後には、大きな未来が開けているといってもよいと思います。そして本書は、その現状と将来について、一テーマ見開き二ページを基本にふんだんな図解で明快に解説しました。

【はじめにより】

【目次】
第1章 コンテンツ業界の全貌をとらえる
第2章 音楽業界
第3章 放送業界
第4章 映画業界
第5章 ゲーム業界
第6章 アニメーション業界
第7章 ウェブ・コンテンツ業界