2018年4月15日 筑摩書房  

明治維新以降、大量の美術品がまさに怒濤の如く海を越えて欧米に向かったわけである。在外日本美術コレクションで双璧をなすボストン美術館とフリーア美術館の所蔵品は、まさにこの時期に蒐集したものが基礎になって成立している。
では、どのような人物がどのような経緯から日本美術に惚れ込み、どのような作品を日本から海外ゑ持ち出したのか。また、国宝級の名作が海外へ流出することに日本人はどう対応したのか。
本書はその一端にふれるものである。

【はじめにより】

【目次】
プロローグ 
第1章  エドワード・モースとボストン美術館の日本美術コレクション  
第2章  ボストン美術館の恩人フェノロサとビゲロー
第3章  忘れられた宗達と鉄道王フリーア 
第4章  日本美術の流出に荷担した四人の日本
第5章  ヨーロッパの二大東洋美術館と三人の蒐集家
第6章  建築家フランク・ロイド・ライトは浮世絵ディーラー
第7章  松方浮世絵コレクションと宝飾商ヴェヴェール
エピローグ

【書評】

エコノミスト 2018年8月28日号

週刊現代 2018年8月11日号

茶のあるくらし なごみ 2018年8月号

美術屋・百兵衛 2018年第46号

京都民報 2018年6月24日

朝日新聞 2018年6月16日朝刊

週刊新潮 2018年6月14日号

日本経済新聞 2018年6月2日朝刊

「東京人」 2018年7月号

サンデー毎日 2018年6月3日号

京都新聞 2018年5月20日朝刊

京都新聞 2018年5月20日朝刊