2014年2月10日 祥伝社   

三井、三菱、住友に代表される「財閥」。
古くは江戸時代の豪商に始まるものもあり、幕末から明治にかけて強大な地位を固めた。太平洋戦争、GHQによる財閥解体でその形を変えたものの、それらの名は今も巨大な企業グループとして残る。
財閥のルーツはどこに求められるのか?財閥を作れた企業家とそうでない者の差は?戦後の企業グループと財閥に、違いはあるのか?
財閥を通して見えてくる、日本の近現代史の秘密に迫る!

【はじめにより】

【目次】
第1章 財閥のあけぼの─「三井・住友」のルーツを探る
第2章 財閥と成り上がり者─海坊主・岩崎弥太郎の三菱
第3章 勃興する財閥─あまたいた企業家精神の持ち主
第4章 財閥創始者の共通点─天保世代は財閥への条件か
第5章 財閥完成への道のり─組織の巨大化・多角化
第6章 割拠する財閥の特色─大陸進出と新興財閥の勃興
第7章 大戦景気と財閥の戦略─大好況と大恐慌の中で
第8章 財閥からコンツェルンへ─巨大化するグループとその弊害
最終章 財閥から企業グループへ─「解体」を乗り越えて生き続けたもの「財閥断絶論」は正しいか

【書評】

週刊東洋経済 2014年2月22日