2019年4月15日 秀和システム  

本書は2009年12月に刊行された『バランス・スコアカード実践ワークブック』を加筆・修正し、新刊として再編集したものです。
そもそもバランスト・スコアカードは、企業の業績を評価するシステムとして開発されました。それがその後、戦略を組織に浸透させる手法として、注目を集めるようになりました。さらに昨今に至っては、組織の戦略推進を継続的に改善する戦略マネジメント・システムへと発展してきています。
本書では、戦略マネジメント・システムの核という認識のもとにバランスト・スコアカードを解説しました。ただし比重のかけ方としては、戦略を組織に浸透させる手法としてのバランスト・スコアカードに重きを置きます。これはバランスト・スコアカードが戦略マネジメントシステムに進化しようとも、戦略を組織に浸透させることが、その主たる機能であることに変わりはないからです。
そして、本書を読みとおしてもらうことで、戦略の策定から組織への浸透までの過程を理解してもらえると思います。

【はじめにより】

【目次】
CHAPTER1 バランス・スコアカードとは何か
CHAPTER2 戦略策定の大前提
CHAPTER3 戦略策定の手法
CHAPTER4 戦略マップによる戦略の見える化
CHAPTER5 バランス・スコアカードから組織行動へ